オートヴァール・コラム〜第2章〜 ☆彡 メルセデス ベンツ 京都 輸入車 修理 車検 点検 故障 整備 パーツ カスタム 取付 塗装 DASテスター診断 オートヴァール☆彡
2010年09月23日
おはようございます。本日は久々の本格的な
雨ですね。せっかくの休日なのにと肩を
落とされてる方もいらっしゃることでしょう。
しかし悪天候は少しずつ回復にむかっております
のでご安心ください。
さて本日の「オートヴァール・コラム」は
第2章を迎えまして「輸入車(メルセデス)」の
様々な魅力に迫ってまいりましょう。
本日は
「迷走を超え、最高級クラスに君臨し続ける
最高級サルーン」
世界を代表する高級ブランド。
「メルセデス・ベンツ」
その看板車とも言えるであろうクラス
「Sクラス」
同モデルは世界の高級サルーンの「歴史」
そのものだとSクラスオーナーは言う。
「Sクラス」は「Lセグメント」に属している
サルーンである。(Lセグメントとは、Eクラスや
BMW5シリーズが属しているアッパーミドル
クラス(Eセグメント)の上に位置している
最上位のクラスである)その世界における
基準点は
5mを超える全長・V8をメインとするエンジン構成
である。それらの要素はメルセデス・ベンツ
「Sクラス」が長い歳月をかけて確立してきた
。いつの時代も最高級クラスの代名詞であり
不動の王者であるはずだった・・・。
が、しかし、1990年代に入り、最高級クラス界に
の中心に鎮座していた「Sクラス」・・・。
しばらくの間、「迷走」の時期に突入したので
あった・・・。
その原因は・・・
W140の登場だ。前作のW126よりも
一回り拡大し、新開発の6ℓV12を積んだ
エンジン構成。
デビューは1991年、世界の景気のリセッション
や環境問題による景気の逆風は以前に比べ
深刻な問題ではなかったが、
「W140」には「やりすぎ」の声が上がってしまった
のであった。その反動でライバル車(当時)の
BMW7シリーズ・レクサスLS・アウディA8
達に勢いづけてしまったのである。
そして「ベンツ」は初めて「迷走」を実感し、
頭を悩ませる日々が続いたのである。
幾度の思考錯誤を重ね、登場したのが
「W220」
大幅なボディサイズや生産コストの
スリム化により前作を大きく上回る若々しさと
そのスタイルの変化に大きな期待を膨らませ
ていたはずだったのに、またしても、
「イメージ」という重圧がW220を酷評。
最高級クラスに君臨し続けていても
その功績は決して花々しいものではなかった。
そんな紆余曲折を経て、満を持して
2005年、7年の歳月をかけ投入されたのが、
「W221」
現行Sクラスである。
目を引く風格十分のフロントマスク。
マイバッハを思わせるようなリア。
重量感あふれる優美なフェンダーアート。
パッケージも進化させて存在感を確実に高めた。
こうした様々な壁を超えて、挫折を味わい、
いかなる状況にも王者の貫禄を忘れなかった
「Sクラス」は今日も
その輝きを放っている。